頭痛のタイプを知って
正しく対処しましょう
日本人の4人に1人が何らかの頭痛に悩まされた経験を持っているといわれています。
頭痛が起こると、脳に異変が起こっているのではないかと不安になる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、頭痛の多くは脳の障害ではなく筋肉の緊張や血液循環の異常によってもたらされているといわれています。
病気以外が原因となって起こる頭痛のことを一次性頭痛と呼び、いくつかのタイプに分類されます。
こちらでは、頭痛のタイプやそれぞれの原因、および対処法についてご紹介いたします。
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目次
こんなお悩みありませんか?
- 頭痛だけでなく吐き気もともなう
- 寝不足が続くと激しい頭痛を感じる
- 頭痛の対処法が分からない
- 頭痛が起こる原因を知りたい
あなたの頭痛のタイプは
どれでしょうか
病気以外が原因となって起こる「一次性頭痛」には、緊張型頭痛と片頭痛、そして群発頭痛という3つのタイプがあります。
片頭痛という言葉はよく聞かれるものの、緊張型頭痛や群発頭痛という言葉は初めて聞いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一次性頭痛に分類される片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛ですが、それそれ原因が異なるため、対処法も違ってきます。
まずは、それぞれの頭痛の原因や、主な症状についてご紹介します。
緊張型頭痛とは
緊張型頭痛は一次性頭痛の大半を占める頭痛とされています。
どちらかというと女性に多くみられる傾向にありますが、片頭痛ほどの男女差はありません。
●緊張型頭痛の症状・特徴
・痛みの性質
緊張型頭痛はズキズキと痛むのではなく、後頭部から首の後ろにかけて、締め付けられるように痛むことが特徴です。
痛みは軽度から中度であり、基本的に慢性的または反復性の特徴があります。
・持続性
痛みは鈍く、ゴムバンドで頭を締め付けられているような感覚と表現されることが多いです。
痛みは一般的に慢性的または反復性の特徴を持ちます。
・両側性
痛みは頭部全体に広がりますが、片側に限局することもあります。
・緊張型頭痛によってともなう症状
緊張型頭痛の患者は光や音に対する過敏症をともなうことがありますが、片頭痛ほど強くはありません。
吐き気や嘔吐なども、緊張型頭痛の場合は重度でも発症することは稀だといわれています。
●緊張型頭痛の原因について
緊張型頭痛は、神経や血管が圧迫されて起こると考えられています。
血液量が減少する原因としては、次のようなことが挙げられます。
・不良姿勢
不良姿勢によって首や背中の筋肉が過度に負担がかかると、緊張型頭痛が引き起こされる可能性があります。
とくにデスクワークなどによって同一姿勢が続くと、頭の重さで筋肉が緊張し血管を圧迫してしまい血流の低下につながります。
・眼精疲労
デジタルデバイスの普及によって、多くの方が長時間デバイスを使うようになった現代では、眼精疲労が増加しています。
長時間の画面操作や近くの物体を見続けることは、目の疲労や乾燥を引き起こし、頭痛を誘発する可能性があります。
眼精疲労は後頭部の筋緊張を招き、それによって血行不良を引き起こすといわれています。
また、頭痛の他にも目のかすみや光の過敏などの症状が見られることもあります。
・精神的ストレス
ストレスは身体や心にさまざまな影響を与えます。
とくに長期間にわたる慢性的なストレスは筋緊張を増加させ、血流を妨げることがあります。
ストレスによって筋緊張が起きると、頭部や首筋の筋肉がこわばり、血流が制限されることがあります。
これらによって頭痛が引き起こる可能性があります。
・首肩のコリ
首肩のコリによって硬くなった筋肉が血管を圧迫します。
その結果、脳へと送られる血液量の減少につながります。
片頭痛とは
片頭痛は緊張型頭痛の次に多い一次性頭痛で、女性に多くみられるという傾向があります。
●片頭痛の症状・特徴
・拍動するような痛み
片頭痛の発作が起こると、片側もしくは両側のこめかみあたりにズキズキと脈打つような痛みが出ます。
・頭痛以外の症状をともなう
片頭痛の発作にともない、吐き気や嘔吐、閃輝暗点(視野に光の波が広がり、その場所が暗くはっきり見えなくなる現象)といった症状をともなうこともあります。
●片頭痛の原因について
・ホルモンバランスの乱れ
片頭痛の原因として、ホルモンバランスの乱れが挙げられます。
片頭痛が女性に多くみられるのも、女性はホルモンバランスが乱れやすいからだと考えられています。
とくに月経前症候群(PMS)や更年期障害によって頭痛が起こる場合があります。
・気圧の変化
台風の前に頭痛が起こる方は少なくありませんが、気圧の変化によって片頭痛のリスクが増すと考えられています。
・ストレス
自律神経のバランスがストレスによって乱されると、はじめに血管の収縮が起こります。
それが緊張型頭痛の原因でもあるのですが、血行が悪くなると今度は脳から血液を送るように指令が出ます。
その結果、血液の流れが急激に良くなり、片頭痛の発症リスクが増すと考えられています。
・首のコリ
首のコリから、神経と血管が圧迫することによって緊張型頭痛が生じ、頭痛の度合いによっては片頭痛を併発するリスクがあります。
・睡眠不足
不規則な睡眠パターンが続く、十分な睡眠を取らないことが頭痛を引き起こすことがあります。
・食事や水分摂取
食事や水分の摂取によっても頭痛が引き起こる場合があります。
食品の例としてはカフェイン、チーズ、チョコレートが挙げられ、飲み物としてはアルコールなどがトリガーになることがあります。
また、十分な水分を摂取しないことも頭痛の原因となることもあります。
・遺伝によるもの
片頭痛を持つ親から子供に遺伝する可能性が高いことが示唆されています。
遺伝的な要素は、片頭痛の発症率や症状の特性に影響を与える可能性があります。
片頭痛の遺伝的要因は単純なものではなく、セロトニン関連の遺伝子や血管収縮に関与する遺伝子が片頭痛の発症に影響を与えると考えられています。
ただし、片頭痛を引き起こす遺伝子の特定はまだ進行中であり、そのメカニズムについて完全に理解されているわけではありません。
群発頭痛
群発頭痛は、緊張型頭痛や片頭痛に比べると発症頻度が少ないです。
男女ともに発症しますが、男性によくみられる頭痛といわれています。
●群発頭痛の特徴について
群発頭痛は自殺頭痛とも呼ばれており数週間~数か月の間、強い痛みに襲われることが特徴です。
また、頭痛にともなって目の充血や涙の増加、鼻水などの症状をともなうこともあります。
●群発頭痛の原因について
緊張型頭痛や片頭痛とは異なり、群発頭痛に関してはハッキリとした原因が分かっていません。
ですが、次のようなことが要因となって、群発頭痛のリスクを増すのではないかと考えられています。
・特定のトリガーによるもの
特定のトリガーが群発頭痛の発作を引き起こすことがあります。
その1つとして嗜好品であるタバコやお酒が挙げられます。
タバコに関しては、成分に含まれるニコチンの毛細血管収縮作用が、群発頭痛のリスクを増すことがあるといわれています。
アルコールを摂り過ぎるといわゆる「ドロドロ血液」になり、群発頭痛のリスクを高めるのではないかといわれています。
そのほかのトリガーとして特定の匂いや光、睡眠の変化なども群発頭痛を引き起こす場合があります。
これらのトリガーが神経系や血管系に影響を与え、頭痛を促進させることがあります。
・気圧の急激な変化
気圧の変化による群発頭痛は科学的に結論が出ているわけではないですが、一部の群発頭痛患者によっては気圧の変化がトリガーとなる人もいます。
気圧の変化によって血管や神経系に影響を及ぼし、頭痛として身体に現れることがあります。
・神経系の異常
群発頭痛は神経系の異常が関与していると考えられています。
具体的には、視床下部や脳幹、三叉神経核といった脳の部位が関連している可能性があります。
これらの部位が異常を起こし、頭痛の発生や痛みの調節に影響を与えると考えられています。
頭痛の症状緩和のための対処法
医療機関で原因不明とされる頭痛の多くが一次性頭痛に分類され、血液量の変化によって起こると考えられています。
ですが、緊張型頭痛と片頭痛(群発頭痛)とでは発症機序が異なっているため、誤った対処をしてしまうと、かえって頭痛の症状がひどくなることに繋がりかねません。
そこで、頭痛への最適な対処法・予防法をご紹介します。
群発頭痛は原因不明とされていますが、片頭痛の治療薬が効くこともあるため、片頭痛に準じた対処法が効果的と考えられます。
頭痛タイプごとの対処法について
●緊張型頭痛の対処法
緊張型頭痛は血行不良によって起こるとされているため、次のことが有効とされています。
・入浴
お風呂で身体を温めることで、血行を促進することが可能です。
身体を温め良好な血液循環を目指しましょう。
・ストレッチ
ストレッチによって筋緊張を緩和すると、頭痛を解消することにつながります。
定期的にストレッチをおこない、身体の柔軟性を保つように心がけましょう。
・姿勢の改善
首や肩がこるような不良姿勢を改善することが、緊張型頭痛の解消につながります。
また、デスクワークやの運転時などの姿勢にも心掛け、長時間の同一姿勢にならないよう注意しましょう。
●片頭痛への対処法
片頭痛は急激に血行が良くなることで起こるため、緊張型頭痛とは異なる対処が求められます。
・こめかみを冷やす
ズキズキと痛む場所を冷やすことで、血流を一時的に滞らせます。
血液の流れが緩やかになることで症状の緩和につながります。
・深呼吸する
深く呼吸をすることで自律神経のバランスを整え、頭痛を解消することが期待できます。
・音や光の刺激を避ける
片頭痛の症状は音や光で増悪することがあるため、静かな部屋でゆっくりと休みましょう。
●群発頭痛への対処法について
群発頭痛の発作は一定の期間、毎日のように起こります。
そのため、発作が起こる前に痛み止めを服用し、睡眠時間を確保するようにすることがおすすめです。
金森接骨院の
【頭痛】に対する施術内容
当院では頭痛の中でも緊張型頭痛(筋肉の緊張によるもの)に対して姿勢矯正やオーダーメイド施術を行っています。
首肩のコリが強いと後頭神経というものを圧迫してしまい頭痛となることがありますが、これは筋肉の過緊張状態を改善することで症状緩和が見込めます。
筋肉の過緊張になってしまう原因として勉強やデスクワークなどが挙げられますが、総じて言えることは、身体に対して顔が前にでていることが悪影響となっていると考えています。
根本的な原因を解決するには、まず土台となる骨盤周囲の調整を行います。
骨盤周辺を整えることで、骨盤を立てて座れるようにしてその後に上物となる上半身のバランスを調整していきます。
実際に骨盤をしっかりと立たせてその上に上半身を乗せられるようになると、顔の位置が少し後ろに来るのが実感できると思います。
患部となる首自体の施術を行いながら、痛みの出ずらい良い姿勢を楽に維持できるように矯正していきます。
そうすることで現在出ている頭痛と今後の繰り返し起きてしまう頭痛リスクの軽減を目指してきます。
また、首の捻挫に伴って頭痛が出ている場合には患部に対しての施療は保険施術の適応となりますのでご相談ください。
著者 Writer
- 金森 淳
- 出身:茨城県取手市
生年月日:1986年2月27日
血液型:AB型
趣味:映画鑑賞、動画鑑賞、漫画、アロマテラピー、スポーツ
所有資格:柔道整復師免許
ご来院されるお客さまへ一言:
ケガと身体のトータルケアが当院で出来ることとなりますのでお任せください。
また、オーダーメイド施術などで特に強めの施術が必要な場合にはご希望ください。
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